特急はるか 直流通勤形電車
特急はるかってどんな特急?どこからどこまで走っているの?
特急はるかは、東海道本線(琵琶湖線)の野洲駅・草津駅・京都駅から新大阪駅・大阪駅・天王寺駅を経由して関西空港駅に至る、JR西日本の関西空港アクセス特急です。
1994年(平成6年)9月4日、関西国際空港の開港と同時に訓練試運行を開始しました。
同年3月下旬に一般公開された。
【特急はるか列車名の由来】
運行開始に先駆けて列車名が一般公募され、約35,000件の応募の中から選出された。最終的に空港アクセス列車であることから「空」をイメージできるもの、また「古都」である京都駅発着であることから「日本らしさ」、「はんなりと」といった日本的なイメージを持ったもの、としてそれに相応しい列車名を付けたとPRされた。なお応募件数1位は「流星」(315件)、2位は「はばたき」(311件)、3位は「いずみ」(和泉・泉も含む、307件)で拮抗しており、「はるか」は171件であった
関空特急はるかの走行区分路線データ

(出典:はるか:JRおでかけネット)
【特急はるか運行経路】
京都駅発着の列車は、駅の西寄りにある「はるか」専用の30番のりば(設定当時は「はるかのりば」)を使用している。そのため京都発の列車は、まず嵯峨野線の線路を走行し、京都貨物駅構内から貨物線を通り、桂川駅付近で東海道本線(JR京都線)を乗り越し、向日町駅構内でJR京都線の下り外側線(列車線)に入る。その後茨木駅構内(第3出発)から再びJR京都線の複々線を乗り越し吹田信号場へと入り、梅田貨物線を走る。
新大阪駅で一度11番のりばに到着して客扱いを行って梅田貨物線に戻り、福島駅からは大阪環状線の最外線を経由して、西九条駅2・3番のりばを通過して大阪環状線内回りに入っていく。新今宮駅手前で関西本線(大和路線)に転線して同駅2番のりばを通過し、天王寺15番のりば(関西本線ホーム)から短絡線を使って阪和線に入る。日根野駅からは関西空港線へ入り、関西空港駅に到着する。
一方、関西空港発の列車は、関西空港線から日根野駅4番のりばを経由して阪和線に入る。天王寺駅手前で短絡線から18番のりば(関西本線ホーム)に入り客扱いを行う。新今宮駅3番のりばを通過してから大阪環状線外回り線に転線し、西九条駅の外側から2番目の線路を通過し、福島駅まで大阪環状線最外線を通った後、梅田貨物線に至る。新大阪駅には11番のりばに到着し、そのまま京都駅までJR京都線上り外側線(列車線)を走る。草津駅および米原駅発着の列車は上下外側線を運行して、京都駅では上り0番のりば、下り6・7番のりばを使用している。京都駅では、下り列車が6・7番のりばから発車するときは注意喚起の表示がある。
【特急はるか運行線区】
JR琵琶湖線(野洲駅~京都駅間)
JR京都線(京都駅~新大阪駅間)
大阪環状線(新大阪駅~天王寺駅間)
阪和線(天王寺駅~日根野駅間)
関西空港線(日根野駅~関西空港駅間)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運行区間 | 野洲・草津・京都・新大阪・大阪〜天王寺〜関西空港 |
| 経由路線 | 東海道本線(琵琶湖線)・梅田貨物線・大阪環状線・阪和線・関西空港線 |
| 運転本数 | 1日上下各30本(下り1〜59号・上り2〜60号) |
| 使用車両 | 271系・281系(9両編成) |
| 座席 | グリーン車+普通車指定席+普通車自由席 |
| 京都〜関西空港の所要時間 | 約80分 |
| 新大阪〜関西空港の所要時間 | 約52分 |
| 天王寺〜関西空港の所要時間 | 約33分(ノンストップ) |
特急はるかの停車駅・路線図
京都発着:特急「はるか」の停車駅は、JR京都駅、高槻駅(一部は通過)、JR新大阪駅、JR大阪駅、JR天王寺駅、JR和泉府中駅(一部は通過)、JR日根野駅(一部は通過)、JR関西空港駅です。
野洲発着:特急「はるか」の停車駅は、JR野洲駅、JR守山駅、JR草津駅、南草津駅、JR石山駅、JR大津駅、JR山科駅、JR京都駅、高槻駅(一部は通過)、JR新大阪駅、JR大阪駅、JR天王寺駅、JR和泉府中駅(一部は通過)、JR日根野駅(一部は通過)、JR関西空港駅です。
※列車によって一部駅は通過する場合があります。特に日中(おおむね10〜17時台)の列車は、京都〜新大阪〜大阪〜天王寺〜関西空港間をノンストップで運行し、和泉府中駅・日根野駅や高槻駅には停車しません。朝夕の時間帯は通勤特急として、一部通過表記の駅にも停車します。
特急はるか 編成
1・2号車トイレあり
←京都駅方面 関西空港駅方面→
| 号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 |
はるか 1・15号 2・4号
6号車と7号車の通りぬけはできません。
※9両編成の場合は7・8・9が増設されます
←野洲駅・草津駅・京都駅方面 関西空港駅方面→
| 号車 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 | 指定席 |
はるか 3・5・7・9・11・13・47・51・55・59号
6・8・10・12・42・46・50・54・58・60号
| 号車 | 座席区分 | 定員 | 車両 |
|---|---|---|---|
| 1号車 | グリーン車指定席 | 30席 | 281系(固定) |
| 2号車 | 普通車指定席 | 48席 | 281系(固定) |
| 3号車 | 普通車指定席 | 42席 | 281系(固定) |
| 4号車 | 普通車指定席 | 48席 | 281系(固定) |
| 5号車 | 普通車指定席 | 48席 | 281系(固定) |
| 6号車 | 普通車指定席 | 32席 | 281系(固定) |
| 7号車 | 普通車指定席 | 34席 | 271系(基本)/281系 |
| 8号車 | 普通車指定席 | 44席 | 271系(基本)/281系 |
| 9号車 | 普通車指定席 | 44席 | 271系(基本)/281系 |
JR西日本281系電車 基本情報
| 281系 | |
|---|---|
| JR西日本 281系基本編成 | |
| 基本情報 | |
| 名称 | 特急はるか |
| 走行区間 | 京都駅 – JR関西空港駅 |
| 製造所 |
川崎重工業 近畿車輛 |
| 運用者 | 西日本旅客鉄道 |
| 導入年 | 1994年 – 1995年 |
| 運用開始 | 1994年9月4日 |
| 製造数 | 63両 |
| 投入先 | 特急はるか |
| 主要諸元 | |
| 編成 | 6両編成+3両編成 |
| 軌間 | 1,067mm(狭軌) |
| 電気方式 | 直流1,500 V(架空電車線方式) |
| 最高運転速度 | 130 km/h |
| 設計最高速度 | |
| 起動加速度 | 1.8 km/h/s |
| 減速度(常用) | 4.3 km/h/s |
| 編成定員 | |
| 全長(最大寸法) (長・幅・高) |
車体幅 2,915 mm 全高 3,935 mm(空調装置キセ) 4,140 mm(パンタグラフ折りたたみ) 屋根高さ 3,550 mm 床面高さ 1,160 mm |
| 車体 | 普通鋼(床板・屋根板はステンレス鋼) |
| 台車 | 円錐積層ゴム式ボルスタレス台車(ヨーダンパ付) 電動台車:WDT55 付随台車:WTR239 |
| 駆動方式 | WNドライブ |
| 歯車比 | 96:17≒5.65 |
| 制御方式 | GTO素子VVVFインバータ制御 |
| 制御装置 | WPC4(1C1M) |
| 制動装置 | 回生ブレーキ 併用電気指令式空気ブレーキ (抑速・直通予備・耐雪ブレーキ・救援ブレーキ付) |
| 保安装置 | ATS-P/ATS-SW EB装置・TE装置 |